ブラックのカドウとミニマムインターベーション(MI)?

皆さんこんにちは。院長の高橋 浩です。

最近歯医者さんの間でよく言われているミニマムインターベーション。歯を最小限に削って天然の歯を保存する方法で、接着技術が向上した現在、ミニマムインターべション(MI)と言う言葉が多く使われ、ブラックのカドウという言葉がだんだんと使われなくなってきました。

ミニマムインターベーション(MI)に関しては当院のホームページでも紹介していますが、顕微鏡(マイクロスコープ)を使った最小限の虫歯の拡大法で、根管治療(神経の治療)やコンポジットレジン修復(CR)の治療時に行う形成法。

ではブラックのカドウとは?????前回のブログのブラック アンド ホワイト アンド ブラウンとは関係ありません・・・

まず、カドウ(窩洞)とは歯を削った時の削った部分のことをいいます。ではなぜブラックの窩洞なのでしょうか?ブラック色、ブラウン色は虫歯ではないの?

実はこのブラック。人の名前なのです。GVブラック先生というアメリカの有名な先生。私たちが学生時代習った歯の形成の基本を作った先生なのです。この先生の名をとり、ブラックの窩洞と言われているのですが、このブラックの窩洞というのは、接着の技術が向上し、ミニマムインターベーションの技術が向上するにしたがってだんだんと使う機会が少なくなってきました。

現在は、歯への意識が高まり、予防や検診等みずから受けに来られる方が多くなり、また歯磨き粉にフッ素が入っていることなどにより歯周病虫歯になる確率も昔より減ったことで、歯を削る量もかなり減ってきました。しかしこのブラックの窩洞。今でも大変重要で、私たちの基本となるものなのです。

虫歯が大きいとやはり先ほどのコンポジットレジンでは補いきれず、ゴールドインレー、ポーセレンインレー、PFM(メタルボンド)にしなくてはいけないのです。その時にこのブラックの窩洞というのがとても重要になってくるのです。GVブラック先生。有難うございます。

ヒロ横浜デンタル高橋 浩

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