歯科医の不養生(その2)

こんにちは。歯科医師の生澤です。

昨年の暮れ、治療をしていただきました。プラスチックの詰め物が、顕微鏡で見ると端がはがれていて、むし歯になっていたのです。痛みはないのですが、顕微鏡でみると、これはやり直さなければまずいということになったのです。このパターンは実際によくあります。逆に言うと、痛みやその他の症状があってからでは、手遅れの可能性があるのです。日ごろ検診していれば、発見も早く簡単に治せる場合も多いです。

今回治療をされる側になって、今まで気づかなかったことをまた気づかせてもらうよい機会になりました。

一つは、麻酔をしてラバーダムをして、歯を乾かすための風を強くあてられると、スースーしてすごく寒いということです。それから、プラスチックを歯に接着するための処置では、歯に風をかけることが多いのですが、とりあえず強く風をかけます、とお伝えすることにしました。

二つ目は、削る振動がすごい!ということです。むし歯を削る道具は歯にあたると、道具を使っている歯科医には聞こえない高い音がして、頭に振動がきて、これはとんでもない!と思いました。金属を削ってとったりするときにはこちらにもキーンと聞こえますが、普通のときでもこんなにするのか、と分かり、これではとても眠れないと思いました。とりあえず何をしているのか説明をすることにしました。

そのほかにも色々な気づきがあり、また日々の診療に生かしていこうと思います。

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