壁の向こうに見えるもの

みなさんこんにちは。ヒロ横浜デンタル歯科医師の高橋 浩です。

変なタイトルなのですが。。。。。これは最高齢でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんが私が小学生の時に言っていた言葉です。

「一つ壁をクリアするとまた次の壁がまた来る。だから山登りは楽しいし終わりはないのだ。」

壁はどんな人にもあるもので、ない人はいないと私は思っております。私であれば、今年歯内療法の専門医の試験に挑戦しさらなる技術の向上を目指して一つ前の壁をクリアします。その後は海外の勉強会で経験を積み、そこでまた一つ壁を乗り越えていきます。

昨年の10月からチームの一員になった山下さん。パソコンを使ったことが無く、彼女の前には大きな壁がありました。毎日の努力により今ではブラインドタッチもクリア。歯の数も解らなかった昨年、今月の18日に見事歯科助手資格を取りました。壁の向こうに思えた歯科の業界も壁を乗り越えた時点で、彼女も大きな手応えをつかんだことでしょう。

4月を迎え新しい職場を経験する人たちはまず、学生と社会人としてのギャップをものすごく感じる時期でもあります。学生と社会人との大きな違いは、責任の有無です。学生と違い社会の一員として、の責任が発生してきます。学生時代に教科書から学んだことだけではもちろん役に立ちませんし、甘えは許されない部分が多くなってきます。

最初はまず環境がガラッと変わりますからものすごい不安に襲われ、辞めたくなったり憂鬱になったりするのは当然ですし、目の前には大きな壁が立ちはだかることはとても大きいです。学生の頃にぶつかった壁とは全く質が違ってきます。自分では乗り切れないと最初は思うことがほとんどですし、私もその一人でした。

最初は正直私の性格に歯科医は合っていないのではと思っておりました。3年続けてそれでも合わなかったら辞めようと思いました。しかし、先輩の先生方、恩師の方々に助けられ、2年くらいすると段々と興味が湧いてきて、初めの壁はクリアーすることができました。それからもいろんな壁がまた目の前に迫ってきました。一つ一つ低い壁でも、クリアしていくごとに自信がついていくもので、クリアしたものは今でもこなせます。

そうは言っても私も逃げて来た項目もあります。英語と国語です。非常に苦手な科目で今でもこの壁にいつも悩ませられています。 壁は逃げればまた同じ壁が襲ってきます。逃げても逃げても。たとえ職場を変えても、仕事を変えても違う壁がまた必ず襲ってくるもの。本当の喜びは壁をの登りきりその向こうを見たときの楽しさを知れば、人は次の壁が辛くてもまた登ろうとするものなのです。

初めて社会人になった皆さん。社会人になって初めての壁を登り切らずに諦めたら、一生壁の向こうが見られない人間になってしまします。どうか壁の向こうを見てください。楽しい世界が見れると思いますよ。

高橋 浩

 

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