日本の伝統

こんにちは。ヒロ横浜デンタル院長の高橋 浩です。

昔はどこでも見かけた餅つき。最近はめっきりその光景も見なくなり、コンビニでプラスチックの鏡餅が飾られています。現代は、インターネット、メール、ラインなど便利なものがたくさんあり、昔ながらの手紙や、会ってお話をするという行為もそれによりだんだんと無くなってきている感じがします。

人類は、車を作ったりコンピューターを作ったりより豊かに暮らすために、いろんな便利なものを作ることによりこれからも進歩していくと思います。しかし便利になった分、何か忘れて行ってしまっているものはないでしょうか?

私たちが、スタッフ、家族、友人とみんなで力を合わせて行ったこの餅つき。地域では、火を使ってはいけない、面倒、大変、忙しいなどの理由で、どんどんと無くなって行っている気がします。 人が集まり、何かを共同作業をするには、いろんな人がいて、いろんな意見があったり、やり方が違ったり、自分たちの時間を使って用意をする。それを”大変”ととるのか、楽しいととるのか?

私の生まれた田舎では、毎年2回必ずみんなが集まり、共同でお餅をつき、一年の感謝と豊作を祝い、先祖にお供えをしてきました。今のように、ガスではたききれないぐらい多くの鏡餅だったために、まきを使って作業。瞬間湯沸かし器なんてあるわけもありませんし、外はいつも氷点下20度。そんな中でも毎年必ず行っていた伝統。今に比べれば本当に”大変”だったのだことでしょう。

私はこの”大変”という言葉と”忙しい”という言葉が日本の伝統を壊し、本当に大切な人と人とのコミニュケーションが失われていくことが寂しく思えてなりません。

プラスチックでできた鏡餅を飾るのは簡単。しかしそこからは何も生まれません。皆が共同して作ったお餅。何日も前から用意をした家族、友人、スタッフ。実際につくのを初めて見たスタッフや子供達。自分でこねて作ったお餅の味。買ったお餅では味わえないものではないでしょうか?

用意をしていただいたすべての人に感謝と敬意を表します。そしてヒロ横浜デンタルがある限り、この伝統をいつまでも続けていけたらと思います。

高橋 浩

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